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Kota Nakagawa,

Querflötenspezialist

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ブラウンのピッコロ

  • 2013年9月24日
  • 読了時間: 1分

ドイツではプロ用ピッコロの代名詞であるブラウンのピッコロが調整に来ていた。持ち主はミュンヘン・フィルの元首席奏者(現2番奏者)の方。コルクタンポが入っていて、かなりいい状態だったので、少し調整してあげたら抜群に芯のある響きになった。


彼曰く、この楽器は25年前に買った楽器で、元からこのコルクタンポが入っていたとのこと。ブラウンさんの楽器といえばシリコンタンポのイメージしかなかったが、元々はコルクタンポだったのか。以前彼が同僚にこの楽器を吹かせたらいたく気に入った。なのでその同僚もブラウンさんにピッコロを注文。しかし、そのころブラウンさんは低い音域もしっかり鳴る楽器に改良を始めており、この楽器のような細くて中身の詰まった中・高音域の美しい響きは失われていたらしい。


以上、興味深かった話。


楽器のスペックは、常にいろいろな意図で変更されている。それが、ある音楽家には改善であり、またある音楽家には改悪と映る。理想の楽器に出会うためには、新品を注文するという以外にもいい状態の中古をあたってみるという選択肢がある。なにより、ブラウンさんの楽器は昔の楽器でも品質がすこぶる良いのだ。


恐るべき楽器製作者である。

 
 
 

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